投資信託協会は13日、2015年6月の投資信託概況を発表した。それによると、6月末の株式投信の純資産総額は前月末比1兆3,539億円減の83兆1,244億円となり、2014年1月以来、17カ月ぶりに減少した。

国内株式、資金フローは流入超

設定額は4兆4,522億円、解約額は2兆9,659億円、解約率は3.5%、償還額は501億円で、差引き1兆4,362億円の資金純増。流入超は7カ月連続となる。

国内公募投信全体の純資産総額は前月末比1兆5,946億円減の100兆8,628億円と、同じく17カ月ぶりの減少。設定額は10兆3,876億円、解約額は9兆1,418億円、償還額は501億円で、差引き1兆1,958億円の資金純増となった。流入超は24カ月連続。

公社債投信の純資産総額は前月末比2,407億円減の17兆7,384億円と、5カ月ぶりの減少。設定額は5兆9,354億円、解約額は6兆1,758億円、償還額は0円で、差引き2,404億円の資金純減となった。流出超は5カ月ぶり。

内訳は、中期国債ファンドが268億円の純減、長期公社債投信が40億円の純減、フリーファイナンシャルファンドが728億円の純減、キャッシュリザーブファンドが733億円の純減、MRFが479億円の純減、MMFが156億円の純減となった。