楽天グループの楽天生命保険はこのたび、21日より先進医療特約を改定すると発表した。顧客が、公的医療保険の対象とならない先進医療でも、費用の心配をせずに安心して治療を受けることができるように、先進医療特約の支払限度額を2,000万円に増額する。 また、顧客の技術料の立て替え負担が大きい治療について、同社が直接先進医療給付金を医療機関に支払うサービスも、併せて開始するとしている。
先進医療特約改定の概要
先進医療特約の支払通算限度額の増額
従来、1,000万円であった先進医療給付金の支払通算限度額を、7月21日より2,000万円に増額する。既に先進医療特約に契約して顧客についても、同日より2,000万円に増額する。
先進医療給付金の医療機関への直接支払いサービスの開始
先進医療の中でも技術料が高額な陽子線治療について、一定の条件を満たした場合、同社が直接先進医療給付金を医療機関に支払う。
開始日:7月21日
対象医療機関:筑波大学附属病院(茨城県)、国立がん研究センター東病院(千葉県)
対象となる先進医療:陽子線治療
その他の条件:
(1) 責任開始日から2年を経過していることが必要
(2)技術料の全額が先進医療給付金として支払われることが必要
(3)同サービスは任意で、顧客が先進医療給付金を受け取ることも可能
(4)同社から医療機関に直接支払うのは、先進医療にかかわる技術料のみであり、それ以外の入院、手術、検査、投薬、差額ベッド、リネンなどの費用については顧客から医療機関に支払う必要がある