説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「自動ロック」は何分がベストなの?』という質問に答えます。
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iOS 8.4の現在、自動ロックするまでの時間は分刻みで1分から5分、自動ロックを禁止する「しない」を含めると6つの選択肢があります。異論・反論あると思いますが、「1分」がベストでしょう。
iPhoneはバッテリーのもちが重要ですから、少しでも長く使えるよう短い時間でロックされたほうが好都合です。少しの間目を離して操作に戻ろうとした次の瞬間、画面にタッチする直前に自動ロック……などというイライラするシチュエーションは増えますが、バッテリーのもちには代えられません。
イライラを避けたいのならば、2分、3分を選ぶ手もありますが、ムダが多いのではないでしょうか。iPhoneの使い方には個人差がありますから、一律に判断できませんが、iPhoneから目を離して次の操作に移るまでの時間は、1分に満たないことが多いのではないでしょうか。1分以上間が空くときは、他の用事に気を取られているケースが大半でしょうから、自動ロックされたほうが電力の節約になります。
反対に、「しない」という選択肢もないわけではありません。他の人にiPhoneの画面を見せたいときなど、ディスプレイの消灯/自動ロックされては困るシチュエーションでは、「しない」がベストです。もっとも、必要なときだけ一時的に選ぶようにして、ふだんは「1分」にしておくことがお勧めです。
操作しようとした瞬間に自動ロックされると腹立たしく感じるものですが、スピーディーにロック解除できれば腹も立ちません。「1分」に設定するときは、iPhone 5s以降であれば指紋認証機能「Touch ID」を有効にしておきたいものです。その観点からいうと、Touch IDに対応しないiPhone 5以前の機種は、パスコードの入力が必要になることを考えると、3分、4分あたりがストレスなく使える設定なのかもしれません。