フジヤエービック主催の「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研)2015夏」が7月11日、東京・中野サンプラザで開催された。ここでは、新作ヘッドホンを発売したばかりのゼンハイザージャパンの展示内容を紹介する。

MONENTUMの第2世代モデルやスポーツヘッドホンなどの新モデルを展示

左が「MOMENTUM On-Ear G」で、右の2本が「MONENTUM G」

ゼンハイザージャパンのブースでは、「MONENTUM G」「MONENTUM On-Ear G」をはじめ、ワイヤレスヘッドホンの「URBANITE XL WIRELESS」、スポーツ向けイヤホンの「PMX 686 i SPORTS」「OCX 686 i SPORTS」といった、7月9日発売の新製品を展示。いずれも試聴が可能となっていた。

MONENTUM GとMONENTUM On-Ear Gは、人気のヘッドホン「MOMENTUM」シリーズの第2世代となる製品で、注目度も高い。新モデルでは、音質や装着感をリファインしたうえ、折り畳みが可能となり、コンパクトに持ち運ぶことができるようになった。

製品名につけられている「G」はサムスン製スマートフォン「Galaxy」対応の意味。ケーブルにはAndroidスマートフォンに対応したリモコンを装備している。なお、iPhoneに対応したモデルも近日中に発表される予定だ。

Bluetoothヘッドホン「URBANITE XL WIRELESS」

左が「PMX 686 i SPORTS」と右が「OCX 686 i SPORTS」

URBANITE XL WIRELESSはBluetooth 4.0に対応しており、音声コーデックはSBCとaptXを利用できる。スポーツ向けヘッドホンのPMX 686 i SPORTSとOCX 686 i SPORTSは、ともに既発売モデルのiPhone対応版だ。

密閉型のポータブルヘッドホン「HD 630VB」

密閉型ヘッドホン「HD 630VB」も参考出展。大型のイヤーカップを採用するオーバーイヤータイプのヘッドホンだ。HD 630VBは欧州では発表済みで、価格は399.95ユーロ、近日発売予定となっている。日本国内での発売は未定とのことだ。

国内での発売が待たれる「HD 630VB」

折り畳み機構を備えており、コンパクトに持ち運ぶことができる

周波数帯域は10Hz~43kHzで、インピーダンスは23Ω。音圧レベルは114dBと、ポータブル機器でも使いやすい低インピーダンス、高効率設計となっている。また、低域を±5dB(50Hz)の範囲で調節できるブーストダイヤルを装備しているのも大きな特徴だ。

折り畳み機構やハンズフリー通話機能を装備するなど、大型モデルではあるが、ポータブルモデルとしての利便性も追求している。