元タレントの田代まさし氏(58)が盗撮容疑で近く書類送検されると報じられたことを受け、田代氏のブログにはファンからの批判と落胆の声が続々と書き込まれている。

田代まさし氏

事の発端は今月6日、田代氏が東急電鉄二子玉川駅のホームで、持っていた携帯電話で女性のスカートの中を盗撮した疑い。一連の報道によると、警視庁玉川署は東京都迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で書類送検する方針。女性はその場から立ち去ったが、目撃者からの通報で同署員が駆けつけ、田代氏は盗撮したことを認めたという。

田代氏は今年5月4日、自著の収益金の一部とイベントでのチャリティ募金を阿蘇災害復興支援のために阿蘇市へ寄付したことを報告。同月17日には市長からの感謝状をアップし、「今の僕に出来ること、今の僕にしか出来ないこと…微力ではありますが、今の僕にとっては大きな一歩を踏み出すことが出来たと感じています」とつづっていた。

その投稿には称賛の声が寄せられていたが、それ以降の更新が途絶えていたために、盗撮容疑が報じられると一転、700件を超す厳しい声が殺到した。「またですか」「応援してたのにがっかり」「もう少し自分を大切に生きて」「どこまでも懲りない」「残念」「まったく反省してない」「何回裏切ったら気が済むの?」「どうして?」「何回同じ事繰り返すんだ」「今度こそ、って信じてました」「もうすぐやっとあの笑いが見れると楽しみにしてた」とファンのやりきれない思いが集まっている。

田代氏は2000年9月に都内の駅構内で女性の下着を盗撮したとして書類送検され、翌年12月には民家の浴室をのぞいたとして軽犯罪法違反容疑で逮捕された。それ以降も覚せい剤などの事件で3度有罪となり計約7年間服役。昨年7月に仮出所したばかりだった。

薬物依存症のリハビリ施設「ダルク」のスタッフとして働き、全国各地の講演会などで薬物の怖さを訴える活動をしていた田代氏。今年3月の自著発売イベントでは、芸能界復帰は否定しながらも「芸能人専用の『ダルク』を作りたい」と今後の展望も語っていた。