リクルートテクノロジーズは、ITエンジニア527名を対象に、「情報収集」に関するアンケートを実施した。調査期間は6月6日~15日。
開発の知識や技術のトレンドについて、積極的に情報収集しているか尋ねたところ、45.6%が「積極的に行っている」と回答した。年代別に見ると「積極的に行っている」は、20代が36.7%、30代が45.5%、40代が56.0%となり、40代が最も高い結果となった。
情報収集を行う頻度を聞いたところ、「1日に3回以上」または「1日に1~2回程度」と回答した割合は全体の30.4%だった。年齢ごとに比較すると、40代が42.7%で最も多く、最も少なかった20代の20.9%の2倍以上にもなった。年代が上がるほど、積極的かつ頻繁に、情報収集を行っていることがわかる。
「週一回以上」情報収集を行っているITエンジニアに、情報収集を行うタイミングを聞くと、最も多かったのは「業務時間中」(50.5%)だった。特に40代では65.5%が「業務時間中」と回答している。一方、20代は「帰宅後」(41.6%)、「昼休み」(38.7%)、「通勤中」(38.0%)など、オフの時間帯が上位を占めた。
40代のITエンジニアのコメントでは「分からない言葉はまず検索してみる」といったものもあり、他の年代よりも、"業務中にわからないことが発生した場合、すぐにその場で情報を収集する"傾向が強いようだ。
情報の入手経路は、1位が「専門ニュースメディア」(57.9%)、2位は「専門書」(40.8%)だった。全体的な傾向として、専門的な内容を掲載したメディアを活用し、能動的に情報を集めるITエンジニアが多い傾向にある。
年代ごとの特徴を見ると、40代のうち67.6%が「専門ニュースメディア」と回答しており、20代の47.4%より20.2%上回る。40代は専門ニュースメディアの他にも、「メールマガジン」や「勉強会への参加」など、専門性が高いと思われる情報ソースを他の年代よりも多く活用する傾向が見られた。
一方20代は、「ニュースアプリ」を選択した割合が他の年代よりも多く、比較的ちょっとしたすき間時間に触れられる媒体から、効率よく情報を取り入れる傾向にあるようだ。