数多くの候補から自分好みのものを選択できるAndroidデバイス。高度なカスタマイズが可能なことも魅力であり強みです。しかし、その反面、わかりにくさを指摘されることもあります。ここではそんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『Androidで「Apple Music」を聴けますか?』という質問に答えます。

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7月現在、Appleは「Apple Music」でのAndroid OSサポートを実施していません。Apple Musicを利用できるのは、iOS 8.4にアップデートされたiPhoneとiPad、iPod touch、またはiTuns 12.2以降が動作するMac/Windowsです。

しかし、心配は無用です。Appleは2015年秋頃に「Apple Musicの」Android OSサポートを開始すると発表済ですから、数カ月待てばAndroidでも楽しめるようになります。どのようなアプリが用意されるのか、iPhone/iPadとサービス内容に違いがないのかといった詳細は不明ですが、定額で膨大な数の楽曲が聴き放題になるサービスはAndroidでも利用可能になると考えてよさそうです。

いますぐAndroidで聴く方法がないわけでもありません。パソコン(iTunes)かiPhone/iPadを経由して聴くというスタイルになるため、使用する機材が増えるうえ消費電力も二重にかかることになりますが、AirPlayレシーバーアプリをインストールすれば、いますぐAndroidでApple Musicを楽しめます。

この方法が有効なケースとしては、パソコンにiTunesは入っているがスマートフォンはAndroid、という状況が考えられます。パソコンで聴く場合、本体内部からのノイズの影響でヘッドホンを直挿しするとS/N比(信号量と雑音量の比)は低下しますが、ロスレスコーデックのALACでオーディオ信号を転送するAirPlayを使えば、理論上音質の劣化なく音楽を楽しめます。特にデスクトップPCが発するノイズは大きく、音質を考えるとAirPlayで他の端末に"飛ばす"ことはあながちムダではありません。

AirPlayレシーバーアプリを使えば、iPhoneから飛ばしたApple Musicの音をAndroidで受信できる(画面は「AirBubble」)

(記事提供: マイナビニュース携帯ch.)