トーワ電機は10日、GPGPU関連の製品やソリューションを提供する「G-DEP」より販売するディープラーニング向けワークステーション「DeepLearning BOX」で、NVIDAのソフトウェアパッケージである「NVIDIA DIGITS」最新版への対応を表明した。
「Deep Learning BOX」は、CaffeやTorch、Theano、CuDNN、cuda-convnet2といった、深層学習(ディープラーニング)研究で利用されているツールをまとめた「NVIDIA DIGITS」をプリインストールした開発プラットフォーム。ディープラーニング研究において、より高い効率とパフォーマンスが得られるよう設計されている。
NViDIAは7日(米国時間)に「NVIDIA DIGITS」の最新版である「NVIDIA DIGITS 2.0」のプレリリースを発表した。最新版では新たにマルチGPUに対応する。NVIDIAの検証では4基のNVIDIA Geforce TITAN Xで「NVIDIA DIGITS 2.0」を利用した場合、2倍以上のパフォーマンス向上を実現したという。
また「NVIDIA DIGITS 2.0」に合わせて、ディープラーニング用ライブラリのcuDNNは3.0に、統合開発環境のCUDAは7.5にバージョンアップされるという。
G-DEP/日本GPUコンピューティングパートナーシップとUNIV/トーワ電機では「NVIDIA DIGITS 2.0」の正式バージョンがリリースされ次第、「DeepLearning BOX」に対するインストールサービスの提供を開始するとしている。