スズキは10日、同社二輪車を代表するスーパースポーツバイク「GSX-R」シリーズが、1985年の初代「GSX-R750」発売から2015年で30周年を迎えたと発表した。
これを記念して、ロードレース世界選手権のMotoGPに同社チーム「チームスズキ エクスター」は、初代「GSX-R750」を模した青 / 白の「30周年記念カラー」で参戦する。記念カラーを施した参戦マシン「GSX-RR」は、第9戦ドイツGP(決勝は7月12日)および第10戦インディアナポリスGP(決勝は8月9日)に出走。
さらに、現行の「GSX-R」シリーズ「GSX-R600 / 750 / 1000」(海外向けモデル)にも「30周年記念カラー」として青 / 白および赤 / 黒の2種類のカラーグラフィックを採用し、タンク上に30周年デカールを装着して欧州・北米を中心とした海外向けに追加発売する。
「GSX-R」シリーズは、初代「GSX-R750」発売以来、レース活動で培われた最新技術をフィードバックした軽量・高出力な高性能スポーツバイクとして人気を博し、2012年には累計生産100万台(GSX-R600 / 750 / 1000 / 1100の合計)を達成。また、同シリーズをベースとしたレース車両は、世界耐久選手権、スーパーバイク世界選手権、鈴鹿8時間耐久レース、全日本ロードレース選手権など、数々のレースで栄光を勝ち取ってきた。