通販事業を展開するQVCジャパンはこのほど、「女性の通販利用実態調査」の結果を公表した。
同調査の対象は、20代から50代女性で、過去1年間にテレビ通販を含むネット(モバイル)、カタログなどの通販利用経験がある女性。4月24日から27日にかけて、インターネット調査で実施。400人(各世代100人)の有効回答を得た。
40代は真性バブルと団塊ジュニア世代
「リアル店舗での買い物を含めた、買い物全般に対する満足度」を100点満点で聞くと、平均は71.7点となった。年代別にみると40代女性が73.3点と最も高く、次いで50代が71.5点、20代と30代が71.1点で続いた。
「未既婚別」で見ると、全ての年代で既婚女性より未婚女性の方が満足度は高くなった。中でも満足度が最も高いのは「40代未婚女性」の74.6点だった。
「働いている・働いていない別」で買い物満足度を見ると「40代の働く女性」が74.1点と最も高く、次いで「40代の働いていない女性」が72.4点で続いた。
「ファッション、美容・健康、食品の3カテゴリーで買い物をする場所」を見ると、いずれも「リアル店舗」での購入が最も多かった。通販では「PCによるネットショッピング」が最も多く、40代女性は5人に3人(ファッション60.6%、美容・健康64.0%)が利用していることがわかったという。
さらに「通販において、40代女性が平日商品チェックする時間」を使用するデバイス別に聞いた結果、パソコンとスマホは「20~22時」と「12~14時」が多く、いずれもスマホの利用率の方が高くなった。また、テレビショッピングは昼のピークが「10~12時」で全体の中で最も多かったのは「20~24時」だった。
また、「通販での買い物をネットとテレビに分け、それぞれの利用時間」を年代別で調べたところ、ネットショッピングに一番時間を費やすのは20代、テレビショッピングは40代となった。両方合わせた合計時間は40代女性が最も多く、1日64.4分、1週間で464.3分(7時間44分)楽しんでいることがわかったという。
「買い物で最もお金をかけているジャンルと、そのジャンルにかける1年間の金額」を聞いたところ、最も多かったのは「食」で約50万円。40代においては「旅行・レジャー」以外の全ての項目が全体の平均金額を上回っていた。