大日本印刷は10日、個人同士のモノの売買が簡単・安全に行えるサービス「DNP CtoC取引サービス KURURi(クルリ)」の提供を開始した。同サービスは、専用のスマートフォン向けアプリを使用したもので、料金は無料。iOS版から配信を開始し、Android版は10月からの配信を予定している。

個人間取引のニーズをマッチング

同サービスは、売り手と買い手のコミュニケーションを活性化することで、時間をかけず、最適に個人間取引のニーズをマッチングし、安全に取引を行える点が特徴。利用方法は、まず利用者(買い手)が、希望する商品や「新しい趣味のために何から揃えればいいだろう」といったニーズを、"リクエスト"としてアプリ上で投稿する。売り手は、その"リクエスト"を参照し、自分が売りたいモノを写真や紹介文などを付けて"アピール"として投稿する。

「DNP CtoC取引サービス KURURi」参考画像

対価については、DNPが提携する決済代行会社を介して買い手から代金を一時的に預かり、届けられたモノを買い手が確認・評価してOKだった場合に、売り手に支払われる。エスクローサービスとしてDNPが個人間の取引を仲介するため、トラブルの軽減にもつながるという。

会員登録や投稿、出品などの費用は無料だが、売買成立時に売価の10%が売り手の手数料として必要となる。決済手段はクレジットカードのみ。