マツダのイギリス現地法人マツダ・モータース・UKは、世界最大級のヒストリック・モータースポーツイベント「2015年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に参加した。歴代のロータリーレーシングカーが華々しく走行し、喝采を浴びたという。

ヒルクライムコースを走行するマツダ「787B」(写真左)と新型「ロードスター」(同右)

グッドウッド・フェスティバルは著名なスーパーカーメーカーが参加し、往年のクラッシックカー、ルマン24時間耐久レースカー、WRCカー、F1マシン、スーパーカーなどを展示。ニューモデル発表の場にもなるなど、毎年大きな注目を集めている。

今年はメイン会場に設置される巨大なモニュメント「セントラル・フィーチャー」をマツダが担当し、同社にとって特別なイベントに。ルマン24時間耐久レース総合優勝を果たした唯一の日本車「787B」(レプリカ)と、ドライビングシミュレーションゲーム「グランツーリスモ6」用に公開した「LM55 ビジョン グランツーリスモ」のフルスケールモデルの2台が、地上40mの高さにそびえるモニュメントの先端に飾られた。

イベント期間中の毎日、ヒルクライム走行を終えた歴代マツダロータリーレーシングカー「787B」「787」「767B」「RX-792P」「RX-7 GTO」の5台が「セントラル・フィーチャー」の下に集結。その誇らしげな姿を観客にアピールした。ピットに戻る際、マシンのエンジンに火を入れ、ロータリーサウンドを響かせると、観客から拍手喝采が起きた。

マツダは今年、一般ユーザーを対象に募集した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード招待ツアーキャンペーン」も実施。当選者9名を招待した。新型「ロードスター」開発主査との懇談や、マツダブースでのロータリーレーシングカーパレードの観覧など、マツダとの触れ合いを楽しんだという。