STRIDEの調査機関「Woman&Research(ウーマン&リサーチ)」は、配偶者が今年の夏のボーナス受給を予定している女性を対象に「主婦業における給与・ボーナスに関する意識調査」を実施した。調査期間は6月11日~6月18日。
「責任があるので値がつけられない」という声も
家事や育児などの主婦業に月額給与をもらえるとしたら、いくらが妥当だと思うか聞くと、「5万円以上10万円以下」という回答が32%で最も多く、結果として「20万円以下」と答えた女性が8割を占めた。
金額設定の理由について尋ねると、5万円未満は「家事は夫と分担しているので負担がない」、11万円以上20万円以下は「無休だけれど時間の配分も自分次第なので比較的融通が利く」、50万円以上は「育児となると、ものすごく責任のある仕事なので値段がつけられない!」などが挙げられた。
主婦業に臨時ボーナスがもらえるとしたら、夫のボーナスよりも高額だと思うか尋ねると、77%が「低いと思う」と回答した。「同じくらいだと思う」は17%、「高いと思う」は6%だった。
低いと思う理由としては「入れ替わっても、夫の仕事をこなせる自信がない」、「夫がとても頑張っている姿を知っているから」など、夫への感謝や尊敬の念も見られる一方で、高いと思う理由では「主婦業には休みがなく、終わりもない」というものが多かった。
主婦業にボーナスがもらえるとしたら、いくら欲しいか聞いたところ、41%が「5万円以上10万円以下」と回答した。約7割が20万円以下を選択しており、平均希望額も20万円という結果になった。
20万円以下を設定した理由については、「自分の洋服や美容代など、十分な贅沢ができる金額だと思う」、「あまり高すぎると家事を完璧にしなきゃいけないプレッシャーを感じてしまう」という主婦ならではの意見のほか、「夫の月収やボーナスよりも多くもらうのは申し訳ない気がする」など 夫を立てる控えめな意見もあった。
夏のボーナスの使い道は?
今年の夏のボーナスの使い道を尋ねたところ、最多回答は「貯金」(28%)だった。次いで「レジャー費用」(16%)、「子供の教育費」(14%)となっている。4位の「商品の購入」の購入する予定の商品を聞くと、およそ3割が「子供向けの洋服・玩具」と回答しており、子供を持つ家庭ではボーナスの消費対象は子供に関連するものが高いようだ。