西武鉄道と西武レクリエーションはこのほど、西武秩父駅構内の西武秩父仲見世通りに物販と飲食店舗を備えた複合型温泉施設を作ると発表した。2017年春の開業をめざす。

西武秩父仲見世通りに建設する複合型温泉施設イメージ

温泉施設部分は2階建てで、植栽や景色を眺めながらくつろげる露天風呂をはじめ、内湯・岩盤浴・サウナなどを備えた施設に。風呂上がりに休める休憩スペースには、通常のスペースに加えて個室型のプレミアム休憩スペース(仮称)を設置する。翌朝までの仮眠も可能だという。飲食店舗エリアと物販エリアは平屋建て。

建物外観は和風のイメージで統一。数多くの寺社を擁する秩父では、年間300以上の祭りが開催されることから、施設全体を「祭」をコンセプトにしたデザインで表現するという。秩父を訪れる国内外の旅行者や登山・サイクリングなどのレジャー客に加え、近隣在住者の利用も見込む。

敷地面積は約6,363平方メートル、延床面積約3,983平方メートル。8月頃に温泉掘削に着手し、2016年4月頃には新築工事に着工する計画とされている。総事業費は24億5,000万円。