JR西日本はこのほど、京都鉄道博物館の開設準備にともない8月30日に閉館となる梅小路蒸気機関車館について、閉館までのイベントや閉館セレモニーの内容を発表した。

梅小路蒸気機関車館扇形車庫

梅小路蒸気機関車館ロゴ

閉館セレモニーは8月30日11時から約30分間、転車台付近で開催。雨天時は扇形車庫内での開催となる。閉館に先立ち、7月18日から閉館当日まで、企画展示コーナーで開館から43年の歴史を振り返る特別展も開催。蒸気機関車の所属を表す鉄製の札「区名札」をはじめ、これまで常設展示していない貴重な収蔵資料の展示も計画している。梅小路蒸気機関車館の思い出の写真を一般から募集し、展示するコーナーも設ける。

8月13日以降は、扇形車庫内に展示している蒸気機関車を3mほど前進させた「頭出し展示」を実施。同17日からは閉館記念旗を取り付けて展示するという。

その他、「義経」号による「SLスチーム号」けん引運転(8月17・18日)、「義経」号と「SLスチーム号」の並走運転(8月22・23日)、転車台での蒸気機関車特別展示(8月28~30日)などが予定されている。特別イベントとして、8月29・30日の2日間に限り、「SLスチーム号」を10時15分から14時まで、15分ごとに計16便運行する計画も。閉館記念の特別硬券も製作し、8月13日から閉館日までに有料で入館した人に1人1枚ずつ配布する。