ファーストリテイリングは9日、2015年8月期第3四半期(2014年9月~2015年5月)の連結決算(累計)を発表した。それによると、親会社の所有者に帰属する四半期利益(純利益)は前年同期比51.5%増の1,323億円となった。
グレーターチャイナ、韓国で売上好調
売上高は同23.9%増の1兆3,481億円、営業利益は同35.5%増の1,892億円、税引前四半期利益は同47.1%増の2,102億円。全てのセグメントで増収増益となり、特に海外ユニクロ事業で大幅な増収増益を達成した。
国内ユニクロ事業の売上高は同12.0%増の6,381億円、営業利益は同21.6%増の1,137億円と、計画を上回る増収増益となった。ボトムスやエアリズムなどの春夏商品の販売が好調だったことなどから、既存店売上高が増加した。
海外ユニクロ事業の売上高は同47.0%増の4,818億円、営業利益は同55.0%増の519億円。特にグレーターチャイナ(中国・香港・台湾)と韓国は売上の伸びが続いており、計画を上回る増収増益を達成した。海外ユニクロ事業全体における5月末時点の店舗数は同169店舗増の767店舗に拡大した。
通期(2014年9月~2015年8月)の連結業績予想は、売上高が前期比19.3%増の1兆6,500億円、営業利益が同53.4%増の2,000億円、純利益が同61.0%増の1,200億円を見込んでいる。