日本マクドナルドホールディングスは8日、2015年6月の月次セールスレポートを発表した。それによると、6月の既存店売上高は前年同月比23.4%減となり、17カ月連続で前年を下回った。下げ幅は前月(22.2%)より1.2ポイント拡大した。
長引く使用期限切れ鶏肉問題や異物混入問題が影響
既存店客数は同10.4%減と26カ月連続のマイナス。客単価は同14.5%減と12カ月連続のマイナス。全店売上高は同23.5%減と17カ月連続のマイナスとなった。使用期限切れ鶏肉問題や異物混入問題の影響が残り、ビジネスの事業環境は厳しい状況が続いている。しかし、現在実行しているリカバリープランにより、客数は改善傾向にあるという。
5月25日の「マックスマイルの日」から開始した新バリューセットは、様々なサイドメニューが追加料金無しで選べることからセットを購入する利用者が増え、特に野菜を希望する利用者からサラダも選べる点が好評だった。また、新しいメニューボードや価格体系、「スマイル0円」の復活にも好意的な意見が寄せられているほか、「マックシェイクヨーグルト味」なども好調という。