エムティーアイが運営する女性のカラダとココロの健康情報サイト「ルナルナ」はこのほど、ユーザー3,410名を対象に実施した「妊活とセックスについて」の調査結果を明らかにした。調査期間は4月14日~5月12日。

妊活中は、妊活開始前に比べてセックスの回数は増えましたか?

妊活中は妊活開始前に比べてセックスの回数は増えたか尋ねたところ、57.0%が「はい」、43.0%が「変わらない」と回答した。一方、「妊活前の方が回数も多かった」「妊活前は週2~3回していたのに、妊娠を意識してからは排卵日周辺でしかしなくなった」など、かえって回数が減ってしまったという回答もあった。

妊活中のセックスの回数を聞くと、「月3~4回」が36.9%と一番多く、次いで「月5~6回」が21.6%、「月1~2回」が21.5%だった。17.7%は「月7回以上」と回答している。

ルナルナ ファミリー監修医の竹内先生によると、妊活中のセックスはタイミングと回数のほか、満足度も妊娠率と関連しているという報告があるという。そこで、ひと月のセックスの回数に満足しているか尋ねると、33.6%が「まあまあ満足している」、30.0%が「十分満足している」で、6割以上が回数に満足していると回答した。

一方、「少し足りないと感じる」(27.3%)、「かなり足りないと感じる」(9.1%)を合わせると、4割弱は回数が足りないと回答している。

左:妊活中のセックスの回数 右:妊活中のセックスの頻度への満足度

妊活中のセックスにおいて、心がけたことや工夫したことについて聞くと、46.2%が「仲良し日を夫にさりげなく伝える(強調はしない)」だった。「仲良し日以外にも夫とのスキンシップを増やす」(43.0%)、「セックスを楽しむようにする」(37.0%)、「態度やスキンシップなどで雰囲気作りをする」(23.8%)といった回答も多かった。

妊活中のセックスで心がけたことや、工夫して成功したエピソードを聞くと、「カレンダーに記すことで、旦那の意識もその日に集中してくれた」など、セックスを営む仲良し日を夫にさりげなく伝える工夫についてのコメントが寄せられた。

妊活中のセックスで心がけたことや、工夫したこと

また、「あまり構えずゆったりとした気持ちでいたら妊娠した」「旅行に行きリフレッシュしたら、妊娠した」というエピソードもあった。「体に触れたり、近づいたりすることを心がけたらセックスの回数が増えた」などのコメントもあり、日頃からのスキンシップを心がけることも大切なようだ。

竹内先生は、妊活中の理想のセックスは「妊活前と変わらない愛情表現の延長としてできること」が大事だという。「そのためにスキンシップが大切になってきます。ただ手をつないで一緒にテレビを見たり音楽を聞いたり、そのまま30分一緒にいたりすると気持ちも整い、そこからまたセックスが楽しめるようになれると思います」とアドバイスしている。