家計簿や日記などで日付を使う時、曜日もわかった方がいいのですが、いちいち入力するのは面倒です。ここでは「表示形式」の「ユーザー定義」を使って、日付と曜日を一緒に表示させる方法を紹介します。

「表示形式」の設定で曜日を表示する

Excelでは「7/1」のように日付を入力すると、自動的に「7月1日」と表示されます。これは「表示形式」の初期設定がそのようになっているからです。この「表示形式」は「ホーム」タブで変更できます。

まず、表示形式を変えたいセルを選びます。今回はA列すべてなので列番号「A」をクリックしています。続いて「数値」グループの右下をクリックします。「セルの書式設定」の「表示形式」が開くので「ユーザー定義」をクリックし、「種類」に「m"月"d"日("aaa")"」と入力します。アルファベット(mとdとaaa)と引用記号(")はすべて半角で入力してください。

これで、日付の表示が「7月1日(水)」となりました。

=(1)設定したい場所を選ぶ→ (2)「数値」グループの右下をクリックして「セルの書式設定」を開く→ (3)「ユーザー定義」を選択する→ (4)「種類」欄にm"月"d"日("aaa")"と入力する→ (5)OKをクリックする

A列では、日付を入力するだけで曜日も表示されるようになります。

日付を入力するだけで曜日も表示される

「表示形式コード」とは

先ほど入力した m"月"d"日("aaa")" などを「表示形式コード」といいます。mと指定した部分は月、dと指定した場所は日、aaaと指定した場所は曜日が表示されます。mをmmにすると月が2桁、dをddにすると日が2桁になります。年は2桁か4桁で、yyなら2桁、yyyyなら4桁となります。

二重引用符で囲まれた部分はその文字がそのまま表示されます。したがって、「2015/07/01(水)」のようにしたいなら yyyy"/"mm"/"dd"("aaa")" となります。

以下は年月日でよく使われる表示形式コードです。

書式 意味 2015年7月1日の場合
年(西暦) yyyy 4桁の西暦 2015
yy 2桁の西暦 15
年(和暦) ge M,T,S,Hと年号 H27
ggge 漢字の年号 平成27
m 1~12の数字 7
mm 01~12の数字 7
mmm 3文字の英名(Jan,Feb,Mar…) Jul
mmmm 英語の月名(January…) July
d 1~31の数字 1
dd 01~31の数字 1
曜日 aaa 漢字1文字
aaaa 漢字 水曜日
ddd 3文字の英名 Wed
dddd 英名(Monday…) Wednesday

執筆:よつもと
NPO法人で「MOS (マイクロソフトオフィス・スペシャリスト) 講座対策」等の講師を担当。20年来のThinkPadユーザーだけどMacBookも好き。地下鉄の階段で「もうイヤ」と弱音を吐いたら子供に真顔で「運動してください。そして健康診断に行ってください」と言われたので今年のテーマは筋トレ。インナーマッスルを鍛えよう!

本稿はWindows版の Microsoft Office Excel 2013 (本稿ではすべてExcel 2013と表記) をもとに執筆しています。お使いのExcelのバージョンが異なる場合は適宜読み替えてください。
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