エアバス(本社:仏トゥールーズ)は現地時間の7月6日、キャセイパシフィック航空のA350-900初号機に関して、トゥールーズの最終組み立てラインにて順調に進んでいることを発表した。胴体の接合に続いて、主翼、尾翼、テールコーンが胴体に接合されており、これより、構造完成作業や地上テスト、客室装備作業に移行する。
同機は2016年初旬に納品される予定。キャセイパシフィック航空には現在、A350-900を22機、A350-1000を26機、合計48機を発注しており、全て中長距離路線での運用を予定している。A350XWBは現在、11社の主要航空会社から合計781機の受注を獲得しており、そのうち244機はアジア太平洋地域の航空会社からとなっている。