7月10日にフルリニューアルオープンする「エプソン アクアパーク品川」(旧・エプソン 品川アクアスタジアム)のプレスプレビューが6日、開催され、館内の各施設やエンターテインメントがお披露目された。
2005年に開業して以来、品川プリンス内の水族館として親しまれ、今年1月4日の営業をもって一時休館していた「エプソン 品川アクアスタジアム」がこのたびフルリニューアルし、音・光・映像と生き物たちが融合する都市型エンターテインメント施設へと進化。「エプソン アクアパーク品川」と名称も変え、7月10日にグランドオープンを迎える。
同施設は、「グランドフロア」(1階)と「アッパーフロア」(2階)の2フロア構成で、全11ゾーンをワンウェイ(1つの道)でつなぐ。改装前はアトラクションフロアだった1階は、既存の屋内型アトラクションも残しながら、音・光・映像などの演出を加え、生き物たちと融合した幻想的な世界へと生まれ変わった。
最初の「パークエントランス」は、魚と映像、アートフラワーがコラボレートしたパークを象徴する空間。次の「マジカルグラウンド」では、世界初のタッチパネル水槽や、壁一面にLED照明が施されたメリーゴーランド、水槽と花を組み合わせた"カラーズ"が楽しめる。
そして、「コーラルカフェバー」では、発光サンゴに照らされた幻想的な水槽を眺めながら、お酒やソフトドリンクで癒しの時間を。1階の最後のエリアは、7個の円柱水槽と中央の楕円型シンボリック水槽に展示したクラゲと、音と光を融合させた「ジェリーフィッシュランブル」で、昼夜や季節によって異なる演出となる。
2階の「アッパーフロア」に上がると、熱帯魚とサメたちの水槽や、テーマごとに展示が変わる水槽など9個の水槽群からなる「リトルパラダイス」が広がり、そこを過ぎると、約20mのトンネル水槽「ワンダーチューブ」が出現。ここでは、世界で唯一展示されるドワーフソーフィッシュや、東日本で唯一展示されるナンヨウマンタなど、約10種類のエイが優雅に泳ぐ姿をさまざまな角度から見ることができる。
「ワンダーチューブ」の突き当たりは、ウニの骨格標本や魚たちの透明標本を、壁面にアート作品のようにディスプレイした神秘の世界「ライフミュージアム」。そして、世界のジャングルシーンを凝縮させた「アクアジャングル」では、カピパラやピラルクなどに会える。さらに「ワイルドストリート」には、ペンギンやアザラシ、カワウソが集結。それぞれの生態を生かした展示となっている。
屋外に新設した「フレンドリースクエア」では、アシカやオットセイ、ペンギンのミニパフォーマンスや、アシカとの写真撮影(有料)を実施する。そして、「ザ スタジアム」では、イルカパフォーマンスを開催。360度どこからでも鑑賞できる円形プールに、水の幕に模様などを刻むウォーターカーテンや照明を新設し、昼と夜で異なる2種類のパフォーマンスを繰り広げる。
プレスプレビューでは、同施設を運営する横浜八景島の布留川信行取締役社長が「水族館を超える、水族館とは言わせない、世界初の施設を目指しました。都市型のエンターテインメント性の強い新しい施設、そして東京の大きな名所になる、品川・高輪地区の活性化にもお役に立てる施設を目指しました」と同施設への思いを告白。「感動と驚きと癒しを体験できる、まったく新しい都市型エンターテインメント施設が誕生した」と自信を見せた。
「エプソン アクアパーク品川」施設概要
【営業時間】<~8月31日、9月19日~23日>9:00~22:00 <9月1日~18日、24日~2016年3月31日>10:00~22:00 ※開業日の7月10日は11:00~22:00。最終入館は閉館時間の1時間前まで
【入場料金】おとな(高校生以上)2,200円、小・中学生1,200円、幼児(4歳以上)700円