住信SBIネット銀行はこのたび、インターネットバンキングを顧客により安心して利用してもらうため、7月25日以降に、SSL証明書を現在の「SHA-1」方式から「SHA-2」方式へと順次変更していくと発表した。
「SHA-2」方式に対応していないとネットバンキングが利用できない
証明書の変更後は、「SHA-2」方式に対応していない利用環境からは、同社インターネットバンキングが利用できなくなるとしている。
顧客が利用しているPCが、下記に記載の環境に該当している場合は、ブラウザのバージョンアップなどにより対応するようにしてほしいとしている。なお、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンからの利用、ならびにモバイルバンキング(同社携帯電話向けサービス)については、従来通り利用できるという。
同社インターネットバンキングが利用できなくなる主な利用環境
ブラウザ:Internet Explorer 6.0 SP2 以前の環境(同社推奨環境においては「SHA-2」方式への変更後も、同社インターネットバンキングは従来通り利用できる)
OS:Windows XP SP2以前の環境
なお、「SHA-2」方式に対応していない、主要ブラウザ毎の環境は下記の通り。
Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2(Windows XP SP2)以前
Google Chrome 1.0以前
Mozilla Firefox 3.02以前
SeaMonkey 2以前
Netscape Navigator 7.1以前
Opera Software Opera 9.5以前
Apple Safari 3(Mac OS X 10.5)以前
KDE Konqueror 3.5.6 以前
SSL証明書の「SHA-2」方式について
「SHA-2」とは、インターネットを安全に利用するために、データ通信を暗号化する方式のひとつ。従来の「SHA-1」方式と比べて、より高度な暗号化方式となることにより、安全性が向上する。
利用環境が「SHA-2」に対応しているかの確認方法
シマンテック社が提供しているテストサイトにて、顧客の利用環境が「SHA-2」に対応しているかを、確認することができる。