「カレーハウス CoCo壱番屋」を展開する壱番屋は6日、2015年5月期(2014年6月1日~2015年5月31日)の連結決算を発表した。それによると、売上高は前期比3.4%増の440億1,400万円、純利益は同14.2%増の27億2,600万円となり、ともに過去最高を更新した。

テレビ番組を機に客数が増加

営業利益は同6.5%増の45億9,600万円、経常利益は同5.9%増の47億1,700万円と、ともに過去最高を更新した。

既存店ベースの店舗売上高(国内)は同4.5%増、客数は同2.9%増、客単価は同1.6%増と、好調に推移。客数は、2014年4月にテレビ番組で取り上げられたことを機に増加したほか、客単価は、複数トッピング比率が上昇したことや一部トッピング品の値上げなどにより、前年を上回った。

国内の「CoCo壱番屋」の店舗数は、前連結会計年度末比9店舗減の1,220店舗。海外の店舗数は、2月にマレーシア、3月にフィリピンに進出し、同20店舗増の143店舗となった。

2016年5月期(2015年6月1日~2016年5月31日)の連結業績予想は、売上高が前期比0.3%減の439億円、営業利益が同3.4%減の44億4,000万円、経常利益が同2.3%減の46億1,000万円、純利益が3.1%増の28億1,000万円を見込んでいる。