楽天とヤマトホールディングスは6日、EC分野の業務連携を強化すると発表した。これにより、「楽天市場」の対象商品を、ヤマト運輸と契約のあるコンビニエンスストア約2万店や、ヤマト運輸直営店約4,000店で受け取ることが可能になる。
商品の受取多角化、およびEC事業者を支援
楽天は創業以来、インターネットを活用した全国各地における事業者の支援を通じ、経済の活性化のため、「楽天市場」をはじめとする様々なサービスを展開してきた。現在では全国に17支社を設置し、「楽天市場」の出店店舗の中小企業や個人事業主などに向けた事業支援を強化している。
一方、ヤマトホールディングスは、ヤマトグループ各社のノウハウを結集し、EC事業者向けに受注管理から伝票発行・配送・決済までをトータルで提供する「YES!(Yamato Ec Solutions)」を6月1日に発売。併せて、購入者の受取ニーズに対応し、受取場所や受取方法の多角化を積極的に強化してきたという。
EC事業者に対しては、「YES!」を提供することで、中小の事業者でもより高度なサービスを購入者に提供できるようになる。また、「YES!」と楽天市場新規出店プランを組み合わせた連携プログラムを新たに提供し、事業者がECに参入しやすい環境を整備していく。