エンワールド・ジャパンは6日、外資系企業の日本人管理職に対する意識調査の結果を発表した。対象は同社の外資系企業顧客183社。期間は5月13日~22日。

外資系企業が日本人管理職に期待する資質1位は、「変化への適応力」

外資系企業が「日本人管理職に期待している資質」の1位は「変化への適応力」(63%)だった。続く2位は「課題解決のための創造力」(58%)、3位は「責任感」(33%)となった。

日本人管理職に期待している資質

「過去1年以内に採用した日本人管理職」に対する満足度を聞いたところ、「非常に満足」は9%、「満足」は48%と合わせて半数以上が満足していることがわかった。一方、不満(「非常に不満(2%)」「不満(10%)」は1割程度に留まる結果となった。

日本人管理職に求める最低限のスキル、トップは「コミュニケーション力」

「日本人管理職に求める最低限のスキル」は、1位は「コミュニケーション力」(57%)、2位「問題解決能力」(51%)、3位「リーダーシップ」(47%)となった。

日本人管理職に求める必要最低限のスキル

個々のスキル別に満足度を聞くと、最多は「技術的スキル」(70%)。次いで、「コミュニケーション力」(69%)「自己モチベーション力」(67%)となった。

過去1年以内に採用した日本人管理職に対するスキル別満足度

管理職に求める最低限のスキルで3位だった「リーダーシップ」の満足度は42%と下位になり、求められているスキルとの乖離が見られた。一方、一般的に日本人が弱いとされている「語学力」は61%と半数以上が満足しており、外資系企業においては 課題視される観点ではないようだ。