7月6日日本時間の8時、FIFA女子ワールドカップの決勝戦がキックオフした。日本対アメリカの対戦は前回のワールドカップと同じ組み合わせ、前回はアメリカをくだして優勝を手にしたなでしこジャパンだったが、今回は2対5という得点差で破れてしまった。同じアジアの一員として、中国の人々は「なでしこジャパン」をどう見ていたのだろうか。
日本チームに声援「落ち着いて、時間はまだある! 」
中国でも熱心な女子サッカーファンはリアルタイムで試合の行方を追い、なでしこジャパンの活躍への応援の声は中国版ツイッター「ウェイボー」にも上がった。
「日本チーム頑張れ! たった2点差だ! 」「日本チーム落ち着いて、時間はまだある! 」。
残念ながら結果は敗北となってしまったが、それでもたくさんの感動をくれた試合だった。
「私が一番感動したのは(今年で)37歳の澤瑞希と35歳のアビー・ワンバックが登場したのを観客たちが立ち上がって拍手した光景。女子サッカーの発展には彼女たちのようなスーパーアイドル、魂とも言えるような人物が必要なんだと思う」「印象に残ったのは日本が4点決められてしまった後。彼女たちはあきらめずに後半に2点を返した。奇跡は生まれなかったけど、日本人の闘志に敬服した」。
アジアの誇り、そして学ぶべき対象
中国人の中には同じアジアのチームとして、なでしこジャパンの活躍を誇りに感じる人々もいるようだ。
「日本女子サッカーに敬服。欧米に体格では劣るのによく戦った。アジアの面目を保ってくれた」「日本女子サッカーはアジアの誇りだよ。違う? 」「すごい! アジアの光だ! うちの鏗鏘○瑰(○には「王攵」を1字で)の未来にも期待! 」。
「鏗鏘○瑰(○には「王攵」を1字で)」とは何かというと、中国の女子サッカーチームの愛称。その意味は「力強き薔薇」といった感じだ。今回のなでしこジャパンの活躍を見て、自国のチームに思いを馳せる人ももちろん多い。
「日本は4点入れられてもあきらめなかった。この精神力は確かにすごい。中国の女子サッカーが日本に学ぶことはまだまだ多い」「日本女子サッカーは素晴しい。やはり学ばねば」「日本の女子サッカーの発展は学ぶに足るものだ。女子だけじゃない。男子もだ」。
日本もそして中国も、今後のアジアチームの活躍に期待したい。
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