市販の単3形充電池「エネループ」40本を動力源とした車両を走らせる、次世代エネルギーカーイベント「2015 Ene-1 GP SUZUKA」(以下Ene-1 GP)が、8月2日、三重県の鈴鹿サーキット国際レーシングコースで開催される。

「2015 Ene-1 GP SUZUKA」が開催される鈴鹿サーキット

Ene-1 GPは2011年にスタートした次世代エネルギーカーイベント。昨年は80チーム以上が参加するなど盛り上がりをみせている。レースは手作りの電気自動車による「KV-40チャレンジ」と、市販の自転車を電動化した改造車両による「KV-BIKEチャレンジ」の2つのカテゴリーで行われる。両カテゴリーとも、追加充電が認められておらず、1回の充電で最後まで走りきる必要がある。レースに使用される充電池は単3形の「エネループ」でパナソニックが提供している。

レースに使用される「エネループ」

KV-40チャレンジは、1周5.807kmのフルコースのタイムアタックを3回行い、その合計タイムを競うレース。3回のタイムアタックを完走できなかった場合はリタイア扱いとなるため、速度だけでなく、エネルギーマネジメントも重要になる。車両重量に制限のない「KV-1クラス」と、最低重量が35kgに制限された「KV-2クラス」の2つのクラスで争われる。

手作りの電気自動車のレース「KV-40チャレンジ」

KV-BIKEチャレンジは、1周2.2kmの東コースでのタイムアタックを行い、その後60分間で何周回できるかを競うロングディスタンスレース。KV-BIKEチャレンジはポイント制で、タイムアタックとロングディスタンスのそれぞれのポイントの合計で順位が決まる。

電動化した自転車で行われる「KV-BIKEチャレンジ」