雑誌『Seventeen』の専属モデルとしてだけでなく、ドラマ『学校のカイダン』『アルジャーノンに花束を』や朝の情報番組『めざましテレビ』、『マイナビウエディング』CMでも活躍中の飯豊(いいとよ)まりえ。ツイッターのフォロワー数が17万人を超えるなどティーンを中心に絶大な人気を誇っている、まさにブレイク直前の彼女に話を聞いた。

飯豊まりえ
1998年1月5日生まれ。千葉県出身。身長167cm、スリーサイズはB75・W56・H88。2008年ファッション誌『ニコラ』でモデルデビューし専属モデルに。その後、『セブンティーン』の専属モデルを務める。また、『獣電戦隊キョウリュウジャー』(テレビ朝日系)や『学校のカイダン』(日本テレビ系)などのドラマにも出演するなど、活躍の幅を広げている。
撮影:糠野伸

――今から7年前にモデルとしてデビューされて以来、ドラマや情報番組にも出演と、順調にキャリアを重ねていると思いますが、いかがですか?

おかげさまでドラマには4クール連続で出演させていただいてますし、『Seventeen』の専属モデルをしながら『めざましテレビ』にも出させていただいて。周りのスタッフのみなさんにいろいろな環境を与えてもらってますが、それぞれの現場によって全然、雰囲気が違うので、常に刺激を受けながら人として成長している感じがすごくしますね

――具体的にはどういった違いがあるのでしょうか。

雑誌はアットホームな感じで、自分の好きなものや、個性や雰囲気を"飯豊まりえ"として出せるんですよ。モデルをやらせてもらっているから体型も維持出来ていると思いますし。お芝居はその逆に自分と違うキャラクターを演じる面白さがありますし、コミュニケーション能力も高くなったと思います。情報番組は常に元気で明るいイメージで(笑)、おかげさまで流行モノとかにも多少は詳しくなりました。それぞれ本当にありがたいことですし、忙しい分、逆にどんどん"自分"のことを考える時間が増えてますね

――話をうかがうと、今、すごく仕事のバランスが取れている印象があります。

ありがとうございます。でも、時々、変に重くネガティブに考え込んでしまう時があるんですよ。ドラマだったら『自分の芝居はこれで大丈夫なのか……』と不安になって気持ちがズーンとなったり。『緊張してる』とか『出来ない』とか口に出したくないので、けっこう溜め込むタイプなんですけど、一緒にお仕事させていただいたスタッフさんから『芝居を続けなさい』とか『また一緒に仕事したい』って言われると、そこでやっと気持ちが軽くなる感じです(笑)

――意外とナイーブなタイプなんですね。

けっこう弱気になっちゃうんです。オーディションでも知ってるコが来ていたりすると、それだけで不安になったりして。でも最近は自信を持って現場に臨んでいます。そうしないとスタッフのみなさんはもちろん、テレビを見て下さる人にも逆に失礼じゃないかなと思って

――もし、芸能界に進んでいなかったらどんな仕事をしていたでしょうか。

9歳くらいから福祉士になりたかったんですよ。そう考えると、人に携わるお仕事をしたかったというのは変わってないかもしれないですね

――とても17歳とは思えないくらい、考え方がしっかりしてますね。

こういう取材の場だと『落ち着いてるね』って言われるんですけど、撮影現場だと『何も考えてなさそうだね』って言われるんですよ。私としてはその方が気が楽ですけど(笑)