7月18日に公開されるアニメーション映画『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪(リング)の超魔神 フーパ』の完成披露試写会が5日、都内で行われ、ゲスト声優を務める俳優の藤原竜也、柔道家の篠原信一、女優の山本美月らが舞台あいさつに登場した。
舞台あいさつには、バルザ役の藤原、ヒポポタス役の篠原、短編ナレーションを務める山本、メアリ役の中川翔子、ときはなたれしフーパ(超フーパ)役の山寺宏一、サトシ役の松本梨香、湯山邦彦監督に加え、長編主題歌を歌う安田レイや、ピカチュウ、フーパ(いましめられしすがた)も応援に駆けつけた。
「ポケモン! ゲットだぜ!」と子供たちにあいさつをした松本は、18年前に公開された劇場版第1作目『ミュウツーの逆襲』を思い返し、「サトシがポケモンマスターになるんだと言い続けて18年。今もブレることなく、ピカチュウと共に頑張ってくれているところがステキ」としみじみ。また、山寺は自身の定番あいさつ「おっはー!」にちなみ、「フーパー!」とあいさつして会場を沸かせ、「かわいい"いましめられしすがた"がCMにいっぱい出ているけど、大きくなった"ときはなたれしフーパ"も『おでましー!』が口癖なので、家族でこの台詞を広めてほしいですね」と、映画に登場する新ポケモン・フーパへの思い入れを明かした。
さらに一足先に試写室で映画を観たという中川は「今年の映画は、伝説のポケモンラッシュで、ハリウッドも仰天のメガシンカです。驚きとビックリと感動がいっぱいでございます」と興奮冷めやらぬ様子。「ポケモン映画が始まって18年。私もレベル30(30歳)になりました! 今年もポケモン映画が観られた! これは本当に素晴らしいことです」とポケモン愛を炸れつさせていた。
約1,600人の親子連れを前に藤原は「完全にアウェイな感じですね」とポケモンキッズたちに圧倒されつつも、「18年間、子供たちに愛され続けている映画に出られることはなかなかないこと。楽しませてやらせてもらいました」と笑顔。また、篠原は役になりきって「ヒポッス!」と元気にあいさつしつつ、声優初挑戦について「自分は声優向きだと思っていたんで、なんの違和感もなくやり遂げました」と堂々と姿を披露し、会場から大きな笑いが起こった。
さらに、5歳の頃からポケモンに慣れ親しんでいたという山本は「松本さんの生の『ポケモン! ゲットだぜ!』が聞けて感動しました」と松本へ想いを伝えたほか、短編で歌を披露したことについて「音楽の授業が苦手だったんですが、子供たちの姿を想像してがんばりました」とポケモン映画への初出演を語る。そして、今年で18作目となるポケモン映画について湯山監督は「18年間の積み重ねがあって出来上がった作品。年代によって伝説のポケモンの思い入れが違うと思うので、ぜひ、お気に入りのポケモンを観ながら楽しんでほしい」と作品への想いを明かした。
その後、モデルで歌手の安田レイがステージに登場し、映画の主題歌「Tweedia(トゥーディア)」を生披露。途中、篠原が乱入して歌うマネをし、藤原と山寺にステージ脇に連れ戻される一幕も。篠原は「自分が3番を歌うのかと思ってました!」とキレのあるボケで会場を賑わせていた。
ポケモン映画の通算18作目となる本作の舞台は、100年前にポケモン同士のバトルによって大きな被害を受けてしまった砂漠の街「デセルシティ」。旅の途中でサトシとピカチュウたちは、"あらゆるものを取り出すことができるリング"を持つ幻のポケモン・フーパと、フーパを世話する少女・メアリに出会う。到着したデセルシティでは、メアリの兄・バルザが、かつて街を壊したポケモンを封印したという「いましめのツボ」から、邪悪な気配をまとった伝説のポケモンたちゲンシグラードン、ゲンシカイオーガ、ディアルガ、パルキア、ギラティナ、キュレムが出現。ポケモン映画史上で前代未聞の豪華なストーリー、壮絶なバトルが描かれる。
映画『ポケモン・ザ・ムービー XY 光輪(リング)の超魔神 フーパ』(同時上映『ピカチュウとポケモンおんがくたい』)は、7月18日より全国公開。