日本経済新聞出版社はこのほど、書籍『もう東京はいらない―地域力を高めた9つの小さな町の大きな話―』を発売した。日本経済新聞社編、価格は2,500円(税抜)。
地域の自立をめざす人々の活動を記録
同書は、東京に依存することなく地域の自立をめざす人々の活動を、日経新聞の記者が現地に住み込んで記録したもの。紹介する町は、高知県檮原町、福井県池田町、山梨県富士河口湖町、長崎県対馬、北海道平取町二風谷、沖縄県宜野湾市、大分県宇佐市、青森県大間町、福岡県田川市の9つ。解説は、『里山資本主義』(角川書店)の著者・藻谷浩介氏が担当している。
主な内容は、「まえがき 『消滅しない地方』への道」「序章 『安心の種火』、現代に灯そう--藻谷浩介氏との対話」「第1章 高知県檮原町 四国の山のエコタウンに住んでみる」「第2章 福井県池田町 農村力輝く山里に住んでみる」「第3章 山梨県富士河口湖町 世界遺産・富士山の麓に住んでみる」などとなっている。
解説の藻谷浩介氏は1964年山口県生まれ。1988年東京大学法学部卒業。日本総合研究所調査部主席研究員。地方再生・里山主義のテーマで人気が高く、年間講演回数は500回に上る。