国土交通省はこのほど、JR北海道・JR四国に対し、総額1,400億円の追加支援を行うと発表した。鉄道・運輸機構を通じ、JR北海道に1,200億円、JR四国に200億円を返済不要の助成金および無利子の貸付金として拠出する。
JR北海道は一連の安全問題を受け、今年3月に5年間で2,600億円の安全投資と修繕を行う計画を発表したが、必要な資金確保のめどが立たず、政府に1,000億円規模の支援を求めていた。JR四国も今年3月、5年間で960億円を投じる安全投資と修繕のための計画を策定した。
国土交通省は、両社の最大限の自助努力を前提としつつ、計画達成を遂行できるように追加支援を行う判断をした。追加支援の期間は、JR北海道が2016~2018年度の3年間、JR四国は2016~2019年度の4年間となる。