日本空港ビルデング(以下、日本空港ビル)とCYBERDYNE(以下、サイバーダイン)は2日、羽田空港旅客ターミナルビルへの次世代型ロボット導入などにおける業務提携の基本合意書を締結したと発表した。
日本の玄関口からロボット技術を発信
サイバーダインは筑波大学発ベンチャーとして2004年に設立。以来、サイバニクス技術を用いたロボットスーツ「HAL(ハル)」を開発し、近年はこれらの技術を用いた作業支援ロボットなどについても実用化・製品化を行っている。今回の基本合意書は、日本の玄関口である羽田空港から日本の技術を発信していくこと、空港利用者に対する安全・安心・便利を前提とした良質なサービスを提供すること、および空港従業員がより健康的に働きやすい環境を創出することを目的として締結したという。
具体的には、サイバーダインのロボットスーツ「HAL作業支援用(腰タイプ)」、クリーンロボット、搬送ロボットなどを、日本空港ビルが管理・運営する羽田空港旅客ターミナルビルへ導入するとともに、各種ロボットの空港での販売促進および保守サービスを実施する。さらに日本空港ビルの持つ空港事業に関する知見や実績と、サイバーダインの持つサイバニクス技術を活用し、次世代型ロボット化空港モデルを創出する。
両社は、各関係者と連携しながら「世界に先駆けた、空港におけるロボット技術活用の未来像」を樹立し、より魅力ある羽田空港の発展に貢献していくとしている。
