日本銀行は2日、2015年6月のマネタリーベース(日本銀行券発行高、貨幣流通高、日銀当座預金の合計値)を発表した。それによると、6月末のマネタリーベースは前月末比17兆6,633億円増の325兆477億円となり、11カ月連続で過去最高を更新した。
マネタリーベース平均残高も過去最高を更新
内訳は、日本銀行券発行高が90兆5,832億円(前月89兆7,316億円)、貨幣流通高が4兆6,241億円(同4兆6,315億円)、日銀当座預金が229兆8,404億円(同213兆213億円)となった。
併せて発表した6月のマネタリーベース平均残高は前年同月比34.2%増の313兆770億円と、こちらも過去最高を更新。内訳は、日本銀行券発行高が同4.7%増の89兆6,714億円、貨幣流通高が同0.7%増の4兆6,270億円、日銀当座預金が同53.0%増の218兆7,786億円となった。
日銀は2014年10月に追加金融緩和を実施しており、現在も大量の資金供給が続いている。