Excelのグラフ機能を使って家計の状況をざっと見渡す場合は横棒グラフが便利なのですが、グラフの並び順が表と逆になってしまいますね。ここでは横棒グラフの項目を "反転" させる方法を紹介します。

横棒グラフの並び順を表と同じにする方法 (グラフの軸を反転させる)

棒が横倒しになっている「横棒グラフ」は、項目が横書きになって読みやすく便利なのですが、通常のグラフ作成方法だと項目の順番が元の表とは逆になってしまいます。

表とグラフで項目の並び順が逆になっている

こんな時はグラフの設定で並び順を "反転" させましょう。

項目の並び順を逆にしたいので、項目、つまり「食費」「交通費」……と書かれている場所をダブルクリックして「軸の書式設定」を開きます (クリックする場所がよくわからない場合は、グラフを選択すると表示される「グラフツール」の「書式」タブの左側にある「現在の選択範囲」で「縦(項目)軸」を選択し、「選択対象の書式設定」をクリックします)。

(1)項目をダブルクリックすると「軸の書式設定」が開く

「軸のオプション」にある「軸を反転する」にチェックします。

(2)「軸のオプション」の「軸を反転する」をチェックすると項目の並び順が逆になった

これで項目の並び順が逆になり、元の表と同じになりました。

項目の並び順のルール

ところで、横棒グラフではなぜ「軸を反転する」必要があるのでしょうか?

棒グラフや折れ線グラフには縦横に目盛りがあります。この縦と横の基準となる線を「軸」と言います。例えば、次の電気料金のグラフなら縦の軸が「金額」で横の軸が「月」です。折れ線グラフでも同じです。

そして、軸の目盛りは「縦軸と横軸が交わっている場所を0として並べる」ということになっているのです。

「縦軸」と「横軸」の目盛りは交点から並ぶ

通常、縦軸はグラフの左側・横軸はグラフの下側にあるのでスタート地点は「左下」となり、縦の項目は下から並びます。しかし、今回のような横棒グラフの場合は上から並んでいる方が見やすいので、縦軸を「反転」させるというわけです。

横棒グラフは縦軸を反転させると項目が上から並ぶ

執筆:よつもと
NPO法人で「MOS (マイクロソフトオフィス・スペシャリスト) 講座対策」等の講師を担当。20年来のThinkPadユーザーだけどMacBookも好き。地下鉄の階段で「もうイヤ」と弱音を吐いたら子供に真顔で「運動してください。そして健康診断に行ってください」と言われたので今年のテーマは筋トレ。インナーマッスルを鍛えよう!

本稿はWindows版の Microsoft Office Excel 2013 (本稿ではすべてExcel 2013と表記) をもとに執筆しています。お使いのExcelのバージョンが異なる場合は適宜読み替えてください。
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