総務省は1日、住民基本台帳に基づく2015年1月1日時点の人口動態調査を発表した。それによると、日本人の人口は前年比27万1,058人(0.21%)減の1億2,616万3,576人となり、6年連続で減少した。
出生者数は過去最少、自然減少数は過去最大
外国人を含む総人口は前年比21万1,530人(0.16%)減の1億2,822万6,483人。外国人の人口は同5万9,528人(2.97%)増の206万2,907人となった。
日本人の出生者数は100万3,554人で、1979年度の調査開始以降で最少。死亡者数は127万311人で過去最多。死者数から出生数を引いた自然減少数は26万6,757人と8年連続で増加し、過去最大となった。
都道府県別の日本人人口を見た場合、41道府県で減少し、6都県で増加。このうち人口が最も減ったのは北海道の3万2,323人で、次いで新潟県の1万7,595人、兵庫県の1万7,207人となった。反対に最も増えたのは東京都の7万2,516人で、次いで神奈川県の1万659人、埼玉県の9,561人と続いた。
年齢階級別(日本人)に見ると、0歳~14歳の年少人口は過去最少の1,631万18人。一方、65歳以上の老年人口は過去最多の3,268万764人で、初めて年少人口の2倍以上となった。