米Appleは30日(現地時間)、iOSデバイス向けのアップデート「iOS 8.4」の提供を開始した。iBooksの機能改善やその他のバグ修正に加え、「ミュージック」アプリが音楽ストリーミングサービス「Apple Music」に対応している。iOS 8.4へのアップデートは、「設定>一般>ソフトウェアアップデート」より行う。

「ミュージック」アプリがApple Musicに対応。アイコンも変更されている

Apple Musicは6月開催の開発者向けイベント「WWDC」において同月末からのサービス開始が発表されていた。iOS 8.4では「ミュージック」アプリからApple Musicのメンバーシップを開始することで、ローカルに保存されたライブラリに加え、Apple Music上にある数百万曲の楽曲を定額制で利用することができる。

メンバーシップの料金は、個人プランが月額980円、最大6人で利用できるファミリープランが月額1,480円となっている。現在はトライアル期間として3カ月間無料で利用が可能だ。

「iBooks」では、オーディオブックのダウンロードに対応し、再生の操作性を強化。写真やビデオを利用したマルチタッチ対応の「Made for iBooks」ブックが、iPadだけでなくiPhoneでも閲覧可能になるなどの改善が加えられている。

この他、下記のような問題の修正が行われている。

  • 購入した項目を隠す機能が動作しないことがある問題
  • iCloudからブックをダウンロードできないことがある問題
  • 特定の系列のUnicode文字を受信するとデバイスが再起動する問題
  • GPSアクセサリから位置情報データが提供されない問題
  • 削除したApple Watch Appが再インストールされることがある問題

iPhone向けの「iOS 8.4」アップデータの容量は約218MBとなっている