アップルは7月1日、日本国内においても定額制音楽サービス「Apple Music」のサービスを開始した。料金は個人プランで月額980円、ファミリープランで月額1,480円。利用開始後3カ月は無料トライアル期間となっている。

Apple Musicがついにサービスインした。iOS端末のユーザーであれば、同日から提供を開始したiOS 8.4にアップデートすることで、iOS標準の「ミュージック」アプリが刷新され、これまでの機能に加えて、Apple Musicを利用できるようになる。

iOS 8.4の通知

新しい「ミュージック」アプリのアイコン

新しいミュージックアプリを起動し、トライアル開始のボタンをタップすると、個人もしくはファミリープランの選択を促される。プランを選択し、利用規約の同意などを終え、好きな音楽ジャンル、好きなアーティストを選択するとApple Musicユーザーの一人となる。以下、iPhone 6で試した速報レポートを。

最初に起動した直後の画面

プランの選択を促される

まず、Apple Musicメイン画面の下部「For You」には、先ほど選んだ好きな音楽ジャンルや好きなアーティストを踏まえた推奨プレイリストや推奨アルバムが並ぶ。自分の好み合った、自分の知らない曲を、AAC 256kbpsの音質でいつでも聴くことができるという体験は実に新鮮だ。

また、下部のメニュー中央にはBeats 1を聴ける「Radio」がある。Beats 1の特集には早速「J-Pop」や「K-Pop」といった、リージョナルなステーションも用意されている。試しにJ-Popをタップしてみると、UAをフィーチャーした『かなしいうわさ』が一曲目に流れてきた。

好きな音楽ジャンルやアーティストを選択していく。プレイリストなどをレコメンドするための基本情報となるようだ

初期設定を終えると「For You」にレコメンドされたプレイリストが。実際に聴いてみたが、確かに心地よく聴けるナンバーばかりで、この原稿のライティングもはかどる

注目の「Beats 1」。スクロールするとJ-Popのステーションなどが現れる

そのほか、メニューには新着情報を知らせる「New」、これまでのミュージックの機能を担う「My Music」、アーティストからの情報発信を受けられる「Connect」が並ぶ。「New」をスクロールしていくとApple Musicの特徴である、音楽エキスパートの手、いや耳によるプレイリストを集めた「Apple Music Editor」などが用意されている。

「Connect」の画面。フォローの仕組みは、もうちょっと使い込んでみないと評価できないかも