加齢に伴って垂れ下がる肌。30代に突入すると、毛穴も「涙型」になってヨゴレが目立つようになってきます。でも悲しいことに……これが元に戻ることはありません。でも、正しい洗顔方法を身に付けることで、肌質改善によるアンチエイジング効果が期待できます。その方法は……
毛穴洗浄のポイントは「薬指」と「何回も徹底的に洗い流す」こと
みなさんは洗顔時にどの指を使っているかを気にしたことがありますか?
肌質改善には毛穴の洗浄が大事なのですが、ポイントとなるのは薬指です。
薬指は、諸説あるとはいえ「薬を塗るための指」です。この指は、5本の指の中で、もっとも「力が入りにくい指」の1つです。この特性を洗顔に生かします。
一般的に、毛穴洗浄というと毛穴の周辺に圧力をかけてヨゴレを押し出す方法を考えがちですが、圧力をかけると毛穴は元に戻ろうとします。つまり、開いた毛穴がさらに広がろうとするわけですね。
これを防ぐには、よく泡立てた洗顔フォームを肌につけた後、薬指 (のみで洗顔を行います)。小さい円を描くように "塗る" イメージで、薬指を使って洗顔していきます
薬指を使って優しく円を描くように汚れを落としていきます
そして、意外とおろそかにされているのが洗い流しです。
フォームを水で洗い流す回数は3~4回、多い人でも7~8回程度ということが多いようです。でも……甘い!!!! これでは必ず洗い残しが出てしまい、肌のくすみの原因になってしまいます。50回は水 (またはぬるま湯) で洗い流すようにしてください。多すぎるように思えますが、肌質改善を目指すならこれぐらい徹底しないとダメです。
なお、洗顔フォームはオイルカットを選ぶべきではなく、泡立ちが早いものを選ぶようにしてください。あと、指でしっかり泡立てていれば、顔の上で泡立てる必要はありません。そうすると肌の摩擦が少なく、また肌に圧力もかかりにくくなるので泡のキメが細かくなり、毛穴に入りやすくなります)。
教えてくれたのは……
アクトレス代表。大手百貨店・外資系化粧品メーカーの美容部員やエステ機器メーカーにて美容コンサルタントとして活躍。肌の構造からそれに見合った機器使用法等を熟知しており、サロンやセミナーなどで「美」を追求するためのスキルや知識の普及に努めている。テレビをはじめとしたメディア出演も多数。近年は男性を美しく変身させる女装士としても活躍中。
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