リクルートライフスタイルは6月26日、同社が発行する国内旅行情報誌「九州じゃらん」より「じゃらん 九州・山口人気観光地ランキング」の結果を発表した。同ランキングは、1月31日~4月30日、同誌2015年3月号~5月号の読者を対象に実施した九州・山口の観光地に関するアンケートから算出された。有効回答者数は1,333人。
2014年に宿泊もしくは日帰りで訪れたことがある中で「行ってよかった」と思う観光地について聞いたところ、長崎県の「ハウステンボス」が1位となった。同施設では、続々と登場する新アトラクションや季節イベントが支持されており、2015年夏にも「健康と美の王国」のオープンや「大ゆり展」の開催などが予定されている。
2位と3位には、それぞれ大分県の「由布院温泉」、「別府(別府八湯)」がランクインした。「由布院温泉」は、メインストリートである湯の坪街道の散策ができることや宿のおもてなしが評価につながったという。「別府(別府八湯)」は、「うみたまご」などのレジャースポットや地獄めぐりなどの定番観光名所が幅広い世代の支持を得た。
次に、2014年に"宿泊もしくは日帰りで訪れたことがある"観光地について尋ねると、1位に「博多(博多駅周辺)」(福岡県)、4位に「天神・大名」(福岡県)がショッピングエリアとして支持されランクインした。温泉地のあるスポットは、2位「別府(別府八湯)」、3位「由布院温泉」などが見られた。
また、6位「阿蘇市(内牧温泉)・産山村」(熊本県)や、8位「南阿蘇(南阿蘇村・西原村・高森町)」(熊本県)など、絶景やグルメが充実するエリアも支持を集めた。そのほか、福岡県の「糸島・志摩」も昨年12位から9位にランクアップしており、同社はニューオープンの店が多いことやカフェ・パン屋などが充実していることを理由として挙げている。
2014年に"宿泊で訪れたことがある"観光地について調査したところ、1位は11年連続で「別府(別府八湯)」となり、2位「博多(博多駅周辺)」、3位「由布院温泉」、4位「ハウステンボス」と続いた。また、2014年に国立公園「雲仙」指定80周年を迎えた「雲仙温泉」(長崎県)もトップ10内にランクインした。
2015年1月~12月の間で1泊以上で行ってみたい観光地について尋ねると、「由布院温泉」が1位となった。後には、2位が「黒川温泉」(熊本県)、4位が「指宿温泉」(鹿児島県)、5位が「別府(別府八湯)」と、上位10位のうち温泉を有するエリアが多くランクインした。また、昨年24位の「萩」(山口県)が今年15位となっている。