留学ジャーナルは、2015年夏の短期留学申込み動向および、留学予定の大学生を対象に留学意識調査を実施した。

申込者数は過去10年で最多数更新の見込み

2015年5月31までの調査対象プログラム申込者データを分析すると、申込者数は2014年と比べ5%増加、2013年と比較すると17%増加した。過去10年で最多数を更新する見込みで、申込者の半数は大学生が占めている。

大学生全体では4週間の留学申込者数が最多だが、2013年、2014年から比較すると年々減少傾向が続いている。マイナス分が大きいのは4年生で、留学期間に関わらず、件数そのものが減少。一方、1~3年生はいずれも増加傾向にある。

夏の短期留学申込者の推移

続いて、夏の留学を検討している大学生140名を対象に留学の意識調査を実施した。企業のグローバル化の流れは、留学に影響を与えているか尋ねたところ、全体の70%が「そう思う」「ややそう思う」と回答している。また、そのうち92%が「留学に行くことを決心した」と答えた。

企業のグローバル化の流れは、あなたの留学に影響を与えていますか?

長期留学を望まない学生にその理由を尋ねたところ「まとまった時間が取れない」(46%)が最も多かった。「帰国後の就職・転職が心配」(23%)と回答した割合は、昨年より約2倍増加している。学年が上がるに連れ、その時期に合わせた活動への参加を余儀なくされるため、長期留学という選択肢は選びづらくなっているようだ。

長期留学をしたいと思わない理由は何ですか?