リンガーハットは6月25日、同社が運営する「リンガーハット 浅草店」(東京都台東区)の2階部分に本格的な酒場店舗1号店「ちゃんぽん酒場 浅草駅前店」をオープンした。現在外食チェーンで広がっている「ちょい飲み」。リンガーハットでは、どのような楽しみ方ができるのだろうか。さっそく行ってきた。
もともとリンガーハットでも、「長崎ちゃんぽん」以外にアルコールやつまみなどの"ちょい飲みメニュー"は提供していたが、この新業態はさらにお酒に特化したかたちとなる。
「リンガーハットに来店されるお客さまの目的は、長崎ちゃんぽん。お酒を飲みたいというお客さまはあまりいらっしゃいませんでした。それで仕事終わりのサラリーマンに飲みにきてほしくて、メニューや内装、店員の服装も居酒屋風にした新業態のお店を出すことにしました」と同社営業戦略部執行役員の川内辰雄氏。
お酒に合うメニューが充実
メニューは、「北海道 えだまめ」(190円)、「旨ダレ塩きゃべつ」(190円)といった居酒屋の定番から、「黒豚巻きぎょうざ」(360円)や変わり種の「つぶあんぎょうざ」(270円)などの6種類の餃子がある。
国産野菜にこだわった「野菜豚焼き串」は、さまざまな野菜を豚肉で巻いて串焼きにしたもの。「おくら」「ミニとまと」「たまねぎ」「長ねぎ」など10種類の野菜串を用意。価格はどれも1本180円となっている。迷ったら「本日のおまかせ盛り合わせ」(3本/500円)を頼むのがおすすめだ。
食事の締めは、もちろんちゃんぽんだ。控えめなサイズの「〆(しめ)のちゃんぽん」(500円)は、リンガーハットのちゃんぽんよりも塩だしがきいていてあっさりした味わい。添えられた梅干しが、口の中をさっぱりとさせてくれる。
アルコール類は、「生ビール(中)」(290円)や、「ハイボール」(350円)、「生しぼりサワー」(290円)、焼酎をシャーベット状にした「シャリ酎ハイ」(350円)などを展開。
営業時間は、11時~翌2時(土日祝は11時~22時)。昼間はリンガーハットのメニューを提供し、16時からちゃんぽん酒場に切り替わる。「仕事終わりにちょっと1杯飲もうかな」と考えているサラリーマンやOL向けに、今後も都市部を中心に順次拡大していく予定だ。
※価格は全て税別