キャリアデザインセンターはこのほど、早朝勤務についての調査結果を発表した。同調査は4月16日~20日、転職サイト『女の転職@type』の20~30代の女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者を対象にインターネットで実施したもの。有効回答者数は214名。

「平均的な出社時間は、始業の何分前ですか? 」

平均的な出社時間は始業の何分前かを聞くと、最も多い回答は「5分~30分前」(53.4%)だった。2位は「30分~1時間前」(22.4%)、3位は「1時間以上前」「5分未満でギリギリ」が9.3%で同率だった。

「1日の平均的な残業時間」

次に、1日の平均的な残業時間について質問。「早朝出社」派と「ギリギリ出社」派の平均的な残業時間を比較したところ、ギリギリ出社派は「ほとんどない」人が45.0%と半数近くを占め、残業があっても「1時間未満」という人が4割という結果になった。

一方、早朝出社派も35.0%が「ほとんどない」と回答したものの、「1~2時間未満」残業がある人と「2時間以上」残業がある人がいずれもが2割を占めている。このことから、出社時間が早い人たちの方が残業時間も長い傾向にあることが明らかになった。

「勤務時間の面で、今の働き方に満足していますか? 」

「勤務時間の面で、今の働き方に満足しているか」という問いに対し、「満足している」と答えた人はギリギリ出社派が65%、早朝出社派が35%だった。早朝出社派の65.0%は「不満に思っている」と回答したことから、残業しても仕事が終わらないため、やむなく早朝に出社しているという状況がうかがえる。

早朝出社のエピソードを尋ねたところ、「電車が遅れても遅刻にならない」「満員電車に乗らずに済む」など通勤時のメリットのほか、「周りの人から話し掛けられずに集中して仕事ができる」「就業準備をゆったりと行える」などのコメントが寄せられた。