コース料理の最後には、コーヒーや紅茶が提供されます。この際、ミルクや砂糖をどのように入れていますか? また、どのようにコーヒーや紅茶を飲んでいますか? 実はここにもマナーがあります。では、実際の動作を見てみましょう。

砂糖とミルクがついてくる

コーヒーも紅茶も、同じようなセットが出てくるので、コーヒーを例にとって説明します。テーブルに並べられるのは、コーヒーと砂糖、ミルクの3点がセットです。この際、カップの取っ手は左を向いており、ティースプーンはソーサーの手前にあります。

コーヒーとミルク、砂糖がこのように並べられるのが一般的です

ティースプーンは、使用したらカップの奥側に

ミルクなどをコーヒーに入れた場合、ティースプーンを使用してかき回します。その後、ティースプーンは、元の位置に戻すのではなく、カップの奥に置くようにしましょう (ミルクや砂糖を使用しない場合も同じです)。

ティースプーンを使用する時は、左手でカップを押さえます

ティースプーンは奥側に置きましょう

飲む際は取っ手を右側に回す

コーヒーを飲む際は、左側にある取っ手を右側に回してから飲みます。

右手で取っ手を持ちましょう

コーヒーの正しい飲み方。スプーンはカップの奥に置きます

撮影協力 アルジェントASO

教えてくれたのは……

マナー講師 松井 千恵美さん

桜ことスクール 代表。CA養成スクールでメイク・立ち居振る舞い等の講師実績を持ち、お箏 (こと) の家元が教える大人のためのマナースクールを運営。美しく品格ある大人の女性を目指す方のみならず、企業や教育関係での講義にも定評がある。


執筆:松田識史

株式会社アスラン編集スタジオの編集ライター。専門紙の記者を経て同社に入社。ビジネス分野からライフスタイルまで、幅広いジャンルの書籍や雑誌、Web媒体の企画・構成・執筆などを行っている。

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