もともとオイルランプの燃料にも使われていたというオリーブオイル。匂いや煤 (すす) が出にくいので、ランプの燃料としては最適です。もし、ご自宅に賞味期限切れのオリーブオイルがあったら、自作のランプを試してみませんか。インテリア用途だけではなく、災害時の非常用ランプとしても有効ですので、覚えておくといいかもしれません。

オリーブオイルキャンドル

家にあるものだけでOK

料理で使うオリーブオイルですが、出番が毎日……というわけではないので、うっかり使い忘れて数カ月が経過したオリーブオイルが残ってしまうことがあります。

古くなったオリーブオイルは廃棄することが多いと思いますが、ちょっともったいない気がします。ここで紹介するのは、そんなオリーブオイルをキャンドルの燃料として活用する方法です。

用意するものは背の低いグラスと針金 (30cm程度)、ティッシュペーパー、オリーブオイル (古いものでOK) です。針金は、曲げやすい園芸用針金を使用しました (ビニールコーティングされているものは不可です)。

作り方

最初に芯を作ります。ティッシュペーパーを1センチ程度の幅に裂いて、写真のようなこよりを作ります。芯はこれで十分です。

芯はティッシュペーパーのこよりでOK

続いて針金をグラスの底の大きさに合わせて円を作り、渦巻き状に巻いて、中心に来たら目打ち (楊枝でもOK) などを芯にして、細いコイル状にします。

針金で芯のささえを作ります

コイル部分に芯を差し込みます。芯の下端は、グラスの底から1.5センチ程度浮くよう、針金を曲げて調整します。これでパーツのできあがりです。

コイル部分に芯を差し込みます

できあがったパーツをグラスにセットします。上端は、コイルから1センチ程度出したところでカットします。芯の下端とグラスの底からの距離も確認し、1.5センチ程度になるようにあらためて調整してください (芯が太すぎたり長すぎたりすると、炎が大きくなって危ないので気を付けてください)。

安全のため、グラスに1センチほどの水を入れます。この時、芯が水に濡れないように注意してください。

安全のためグラスに1センチほど水を入れます (芯が水に濡れないように注意)

続いて、コイルが隠れるくらいまでオリーブオイルを注ぎ、芯に浸みこんだらマッチやライターで点火します。お好みでグラスにアロマオイルを数滴入れてもいいでしょう。心地よい香りが漂います。

ちなみに、このキャンドルの燃料としてサラダオイルやごま油などで代用することも可能ですが、特にごま油はニオイがするので緊急時以外の使用はオススメできません。

キャンドル作りを行う際は、周囲に燃えやすいものを置かず、作業中は目を離さないなど、火の取り扱いには十分ご注意ください。

執筆:YUM
中学3年生の息子に身長を追い抜かれてから、上から目線に悔しい反面、成長を目の当たりにしてうれしい日々を過ごしています。趣味はDIY、クラフト全般……と、手を動かすことが大好き! 現在自宅をセルフリフォームするべく画策中です。

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