お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、28日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)に出演し、犬の肉を食べる中国の伝統行事「犬肉祭」が批判されていることについて持論を展開した。

ダウンタウンの松本人志

中国南部・広西チワン族自治区で行われている犬肉祭。同地で犬の肉は滋養強壮の効果があるとして、食べることが習慣化したという。欧米の動物保護団体をはじめ、中国国内の富裕層からも「人間にとって最良の友を虐待するものだ」と批判の声が上がっている。

番組でこの話題が取り上げられると、松本は「これは日本人に対する引っ掛け問題ですよ」と主張し、「これであまり言うと、クジラ・イルカのことを言われる」と推測。「われわれ日本人はここはあまり言わなくていいのかなと思うし、虐待かどうかでいうと、苦しまず残さずおいしく食べたんだったら虐待じゃないと思います」「"食べるのをやめよう"をやめさせたいなぁ」と持論を述べた。

一方、乙武洋匡氏は「自分が"かわいそう"と思うかどうかと、だから相手に"やめろと求める"行為を一緒にするかどうかも大事な点」とした上で、「多くの日本人はかわいそうだと思うし、自分はやらないだろうなと思うんですけど、だから相手にしないように求めるかというとそこは違うかな」とコメント。「日本にも独特の文化があるし、イルカの追い込み漁も先日批判されたばかりですし、こちらも配慮すべき」と語った。

また、韓国のサッカーリーグを経験した前園真聖は、「韓国では焼き肉でも、普通に食べます。パワーが出るということで、試合前は選手みんなで食べる機会がある」と当時を振り返り、「僕を含めて外国人選手はお断りして食べなかった」と打ち明けた。