ビー・エム・ダブリューは26日、デザイン変更やドライバー支援システムをはじめとする標準装備のレベル向上を実現した新型「6シリーズ」を発表した。全国のBMW正規ディーラーにて、7月2日から販売開始する。

BMW「6シリーズ クーペ」

新型「6シリーズ」では、精悍なフロント・ビューを際立たせる新デザインの「アダプティブLEDヘッドライト」を全モデルで標準装備。「640i」「650i」のスタンダード・モデルでは、新デザインのキドニー・グリルをはじめ、新たにクローム・インサートを施したフロント・エプロンとリヤ・スカートを採用している。

装備面においては、カメラとミリ波レーダー・センサーを併用した「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行える「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)」を含む革新的ドライバー支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」や、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」を標準装備とした。

ドライバー支援システムでは、車載の通信モジュールを利用し、乗員の安全と車両の状態を見守る「BMW SOSコール」「BMWテレサービス」を含む「BMWコネクテッド・ドライブ・スタンダード」に加え、運転中のオペレーターによるナビゲーションの目的地検索・設定、スマートフォンでの車両の遠隔操作などが可能な「BMWコネクテッド・ドライブ・プレミアム」の機能が全モデルに追加された。

クーペ、カブリオレ、グラン クーペがラインアップされ、それぞれにBMW M社開発の専用装備を採用した「M Sport」モデルも設定。「M Sport」モデルでは、車速やルート案内などの情報をフロント・ウインドウに投影する「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」、ドライビング・パフォーマンス・コントロールの走行モードに応じてメーター・パネルのディスプレイが切り替わる「マルチ・ディスプレイ・メーター・パネル」も標準装備した。

BMW新型「6シリーズ」の価格は、クーペが1,023万~1,766万円、カブリオレが1,121万~1,833万円、グラン クーペが1057万~1,802万円(価格はすべて税込)。