歌手の郷ひろみと、女優の樹木希林が、きょう27日(14:00~)放送のTBS系音楽特番『音楽の日』で36年ぶりにデュエットを披露することが、このほど分かった。
2人は、同局系ドラマ『ムー』(1977年)、『ムー一族』(1978年~79年)で共演し、それぞれの劇中歌である「お化けのロック」と「林檎殺人事件」をデュエット。人気アイドルと実力派女優によるコミカルな組み合わせや、緩やかなダンス、メロディ、分かりやすい衣装が受け、特に「林檎殺人事件」は、同局系音楽番組『ザ・ベストテン』で12週連続ランクイン。4週連続1位を獲得するという大ヒットを記録した。
それ以降、2人は、1996年のTBS系単発ドラマ『坊ちゃんちゃん』で共演し、日本テレビ系の音楽番組『THE M』でもトークをしたが、テレビでデュエットを披露するのは、実に36年ぶり。今回の出演に向け、「お化けのロック」で披露した、おそろいのオーバーオールという当時の衣装を用意するなど、気合十分で準備を進めている。
郷は「まさか、樹木さんが(出演を)快諾していただけるとは思っていませんでした」と驚き。「どういうふうに歌うか、これからリハーサルで詰めていきますが、当日は間違いなく楽しくなると思います」と自信を見せている。
一方の樹木は「36年ぶりにこの衣装を着て、郷さんの隣に立ったら、急にあの頃に戻った気がしました。不思議なものですね」としみじみ。気持ちは当時に戻っても、声まではそのようにいかないようで「なんとか当時の状態に近づきたいと思いますが、ダメでもともとの気持ちでやらせていただきます」と謙虚に語っている。
今年の『音楽の日』は、"TBSテレビ60周年特別企画"と銘打ち、郷&樹木のデュエット以外にも、過去に同局で放送された番組・ドラマから生まれたヒット曲を、当時の映像とともに振り返るコーナーを予定している。
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