目黒雅叙園(東京都目黒区)では7月3日~8月9日、園内の東京都指定有形文化財・百段階段にて「和のあかり×百段階段」展が初開催される。
会場となる百段階段には、昭和初期を代表する126枚の日本絵画に囲まれた部屋が7カ所ある。展示期間中は、各部屋を「日本の祭りのあかり」「和紙のあかり」「草木が照らすあかり」など風情ある和のあかりで灯すという。園内のパブリックスペースやレストランなどでもさまざまなあかりを灯し、あかりの数は全12種類にのぼるとのこと。
今回は、平均年齢33歳の若手ねぶた師集団「ねぶた屋」の4人による「青森ねぶた祭」の"ねぶた"のあかりも展示する。流派が異なる4人の合同作品制作で、釘1本打つこともできない文化財・百段階段では異例とも言える巨大なねぶたの展示を行うという。
そのほかにも、秋田県の「秋田竿燈(かんとう)まつり」、宮城県の「仙台七夕まつり」、金魚の形をしたちょうちんを灯す山口県の「柳井金魚ちょうちん祭り」など、全国各地の"祭りのあかり"が園内に集結。ユネスコ無形文化遺産に登録された本美濃(みの)紙の産地・岐阜県美濃市で開催したアート展の歴代優秀作品なども、「美濃和紙あかりアート展」として展示する。
なお、今回は全時間帯で写真撮影も可能とのこと。
また、同展に出展する葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」をイメージした「北斎」など、コラボレーションカクテルをバーやラウンジで提供する。カフェ&バー「結庵」では、展覧会のチケットとコラボカクテル、オードブル各1品がセットになったプラン(税込2,500円)も販売する。
そのほかにも、日本料理「渡風亭」では、展覧会のチケットと食事に加え、浴衣姿で見学が楽しめる浴衣セット&着付け付きの女性限定ランチプラン(1万186円・税別・サービス料込)を用意する。
開催時間は、日曜~木曜日で10時~18時(最終入館17時30分)、金・土曜日で10時~19時(最終入館18時30分)となる。入場料は、当日券1,200円、園内前売り800円、前売り券1,000円、学生600円(いずれも税込)。