大阪市交通局はこのほど、市営地下鉄の車両内装を一新すると発表した。「明るさ・親しみ・楽しみのある車内」を共通コンセプトに、各路線の特徴や沿線の魅力、路線ごとのカラーイメージを取り入れたデザインに変更する。
御堂筋線では床や連結ドアを号線カラーの赤色とし、乗降ドアは御堂筋の新緑のイチョウ並木をイメージした緑色のイチョウ柄に。中央線は号線カラーのグリーンを床に使用し、路線図からイメージした魚のイラストを乗降ドアなどに配して明るくかわいい車内を表現した。沿線に天王寺動物園がある堺筋線は、乗降ドアにヒョウ柄を採用。連結ドアや運転席との仕切り戸のガラス面に動物のシルエットの装飾を施し、楽しい雰囲気を演出する。
長堀鶴見緑地線の沿線には、大阪を代表する公園である鶴見緑地公園と大阪城公園があり、長堀通の華やかなイメージもあることから、全体のイメージを桜で統一。床と吊り手は桜色、乗降ドアは桜の花びらの柄とし、外観にも一部桜色を取り入れる。車内デザインの更新は7月下旬頃から長堀鶴見緑地線でスタート。その後は堺筋線、中央線、御堂筋線、谷町線の順に進める予定としている。