アルファロメオ「ジュリア」がこのほど初公開された。イタリア・アレーゼのアルファロメオ歴史博物館にて、同ブランドの105年目を迎える歴史を祝う特別なイベントが開催され、「ジュリア」のスタイリングやメカニズムの概要が披露された。
「ジュリア」はリア駆動、あるいは4輪駆動のまったく新しいモデルで、フェラーリのテクノロジーからインスピレーションを得たという510PSの6気筒エンジンが搭載される。0-100km/h加速は3.9秒ときわめて速く、50:50の前後重量配分や軽量化されたボディにより、ハンドリングも優れている。
イタリアデザインの真髄といえるエクステリアは、非常に短いオーバーハング、長いボンネットとフロントウィング、駆動輪上に収められた後方寄りのパッセンジャー コンパートメント、力強いリアウィングなどが特徴となる。
ボディは徹底して軽量化され、プロペラシャフト、ボンネット、ルーフに炭素繊維が、エンジン、ブレーキ、サスペンション、ドアやウィングなど他の多くのコンポーネントにアルミが採用されている。こうした軽量化により、パワーウェイトレシオは3kg/hpを切っているという。エンジンはフェラーリ出身のエンジニアによってチューニングされ、気筒休止システムなどにより、ハイパワーながら燃費も優れている。
「ジュリア」は日本への導入も予定されているが、導入時期や価格などは未定。